1998年3月のお話。
ある研修生が模型を見せる。
パラタルレストが小指の爪ほどの大きさである。
(右図参照) |
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浅野:
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ああこれはいけません。
何度もいって言いますが、犬歯を遠心移動(リトラクション)するとき、この様に小さいと大臼歯と小臼歯が結構近心移動してしまいます。だから可能な範囲で大きくしてください。可能ならば500円硬貨の大きさ。ま、そんな人は滅多にいませんから100円硬貨位にはしてください。ま、こんなの作るのはシロート、シロート。 |
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生徒:
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これは往診に来て貰っている○京○○○○大学の助教授が作った物である。 |
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浅野:
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ウッ、・・・・ええいシロートじゃシロートじゃ。
と、無理やりおえる。 |
いやー驚きました。○○○○大学の助教授ともなれば、一般にはプロと認識される人のはずです。しかしパラタルレストの大きさはまったくシロートの技工士が作るのと同じ大きさでした。本人が作るとは思えないので知り合いの技工士に作らせたのでしょうが、大きさの指示が出来ない所は、まだシロートの域を出ていません。
(注)プロと宣伝している○○○矯正歯科技工所でも、爪の大きさのパラタルレストを作ります。
臨床をしていて、大臼歯の位置関係を常に観るレベルに達していれば、6、5がいかに動き易いものか知っているはずです。あまり臨床をしてないのでしょう。
この事を他の先生に話すと、
『臨床をしていては、教授になれない』と簡単に言われました。・・・・・・?
やはりアメリカの様に臨床の教授と学問研究の教授にわけなければいけないと思いました。
大学院にいっているから雇う・・・・・
おいおい臨床をしてないと言ってるのと同じですよ。一人前と思うのが間違え。
大学に4年残っていたのを雇う・・・・・
おいおい一日2〜3人多くて5人しか観ない人を、『今日は5人も観てしまった』と言う人をプロと思い雇うのですか。一人前と思うのが間違えです。
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